MITRAのココロ

紀州路への旅・・・第一話

3連休の初日に和歌山の方まで遊びに行ってきました。
以前から和歌山熊野の『熊野古道』が気になっていて
一度あの緑の中を散策してみたいな~と思っていたのでした。

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うちの近所にある『熊野街道』は昔『蟻の熊野詣』と言われた
熊野信仰をするための通り道にあたります。

平安時代にとても盛んに詣でられていたようで
出発点は京都から船で淀川を下り現在の大阪天満橋辺りで上陸して
和歌山熊野まで蟻の行列のごとく熊野まで100近くの『王子』と
呼ばれる神祠が祀られているところを休憩所のようにして
熊野までかなりの日数をかけて歩いていったようです。

『王子』とは熊野三山(本宮、新宮、那智大社)の末社という意味で、
その土地々の名前を付けて『○○王子』と呼ばれていたようで
いわゆるうちの氏神様である『阿倍王子神社』は
『阿倍野の休憩所』といったところでしょうか・・・(笑)

その『熊野街道』が身近にあったのと『熊野古道』が世界遺産になって
写真や映像をよく目にするようになってからとても興味が沸いていたのですが
興味はあったものの何か『きっかけ』がないとなかなか行けないもので・・・
その『きっかけ』というのが少し前にありまして・・・

ここからが本題!(笑)

とあることが『きっかけ』で木の神様を祀っている神社を探していたのです。
すると和歌山の方に一つあるのを発見!

それも熊野古道の通り道を少し外れたところにあるとか・・・
『伊太祁曽神社(いたきそじんじゃ)』という神社なのですが
その神社の御由緒を読むと『五十猛命(イタケルノミコト)』という神様が
祀られていてこの神様は『素戔鳴尊(スサノオノミコト)』の息子にあたり
素戔鳴尊が髭を抜き、胸毛、尻毛、眉毛を抜いて、(*/∇\*) キャ
杉、桧、槇、楠といった木を作り、父神の命を受けて五十猛命が
日本中に木を植えて廻ったという神話が言い伝えられているそうです。

それならそこに行くついでに熊野古道にも行ってしまおう~ということで
和歌山行きが決定したのでした・・・長い話でしたね・・・

できれば熊野速玉大社・熊野本宮大社・熊野那智大社の
熊野三山のうちのどれかにも寄ろうと調べていると
なんとこの3つの神社にも共通に素戔鳴尊が祀られているのを発見。
この方も同じく木の神様であるのでこれは是非とも行くしかないと
熊野本宮大社を選んで熊野古道のルートを検索。

熊野古道のルートはたくさんあるのでどれが初心者向けなのか、わからずに
雑誌で調べていると『湯の峰温泉』という温泉街から 『大日山』を越えて
熊野本宮大社に抜ける『大日越』というルートがあるようで
距離も1時間10分くらいと書かれていたので、
これくらいなら歩けそうかな~ 帰りに温泉にも寄れそう~~ ・・・と
このコースに決定~~いざ紀州路へ!

この日は前日とは比べものにならないほど晴天で秋の空。
どんどん緑の山々を抜けて行くドライブもとても気持ちがいい!
朝6時過ぎに家を出て8時過ぎに一つ目の神社『伊太祁曽神社』に到着。
とっても朝の神社って清々しい~。

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木の神様が祀られてることもあって鳥居も木で作られた趣のあるものでした。

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まだ時間が早かったため神札授与所は閉まっていましたが
神社にお参りすることはできました。
中に入るととっても気持ちよかった~~

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そしての神様にご挨拶してから境内においてある
『木の俣くぐり』というご神木の一部がありこれをくぐると
災難よけになるとのことで親子3人順番にくぐってみる・・・
私、つかえてでてこれなかったらどうしよう~~と
恐る々くぐりましたがなんとか脱出でき・・・

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みな厄除けできたかな~といいながら伊太祁曽神社を後にしました。
そしてまた少し時間をかけて湯の峰温泉までドライブ。
後半、湯の峰温泉~熊野本宮大社のお話は

『 紀州路への旅・第二話 』

『涙々の熊野古道体験・・・ 』へと続きます・・・(笑)