MITRAのココロ

木との出会い

以前にご紹介しました大きな看板

今回はこの6/20に新設されるデイケアセンターの看板を・・・
ということでご依頼いただきました。

お客さまからのリクエストは800×500くらいの大きな看板。

今までにない大きさで一瞬、私にできることなのか・・・
とても不安になりましたが、これもご縁・・・チャンレンジさせていただこうと
意を決してお受けすることにしました。

先ず心配だったのがこれだけ大きいと合板の素材だと雨風に
さらされたときのことがとても気になります。
そこで一枚板の材料探しから始まりました。

何件か一枚板を扱っておられるお店をネットで検索して
いろんな木材があるのに困惑。
どれがいいのかも全くわからない。

とりあえずお客さまからのリクエストの大きさをクリアしなければいけないので
それくらいの大きさのものがあるのか
ある一枚板を扱っておられるお店にメールで問い合わせしてみました。
そのお店というのが手創りの木のかんばんを制作されてる自然木工房さん

一枚板を使って看板も制作されているのですが
材料として一枚板も販売されているお店です。
木に対して何の知識もなかった私ですが
値段的なことや素材のことなどもご相談させていただくと
とても丁寧に毎回対応してくださってとてもありがたかったです。

そこでおすすめ素材をお教えいただいたそれぞれの木材の特徴を調べてみると
ある木材にどうしても惹かれるものがあって・・・。

それが楠の木でした。
クスノキは神社などでも御神木とされることが多く「生命の象徴」とされています。
樟脳が採れるお薬の木、虫除け、魔除けの効果もあるそうです。
看板を設置する場所はデイケアセンター。
高齢者の方たちが素晴らしい余生を送られるように・・・という意味でも
とても惹かれる素材に感じてなりませんでした。

この楠の木に魅力を感じ自然木工房さんにもご協力いただき
リクエストの大きさをクリアする木材を手に入れることができました。

しかしこの大きな木材をどう扱うのか・・・それもとても不安なところ。
自然木工房さんも看板を制作されているので防水の下地処理のことや
使われている塗料のことなど厚かましく質問させていただくと
惜しげもなくいろんなことをお教えいただいて
本当に丁寧な対応に感激いたしました。

自然木工房さまこの場をお借りしまして改めてお礼申し上げます。
ご縁に感謝いたします。ありがとうございました。

さぁ看板の素材は揃いました!
届いた木材の封を解くとなんと楠のよい香り+。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚
しばし癒されます。.:*:☆

と癒されながら先ずは下地処理~
初めての塗料にドキドキ・・・
なかなか塗料の癖をつかむのに少々苦戦・・・ヾ(;´▽`A``アセアセ

ファイル 199-1.jpg

下地を塗るとこんなにきれいに木目が出てきてくれます。

塗っては乾かし・・・の作業を3回繰り返します。
そして同時進行でラフスケッチを大急ぎでかからなければいけません~~

で、できたラフスケッチはこんな感じ・・・

ファイル 199-2.jpg


それぞれのモチーフにも意味があります。
そんなお話はまたこの次に・・・


トールペイント/手描き/看板/表札