MITRAのココロ

MIHOミュージアム~「若冲と蕪村」展

春に東京のサントリー美術館でやっていた「生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村」展
とっても行きたかったのですが夏には信楽にあるMIHOミュージアムで開催されると
聞いていたので主人の夏休みを利用して先日観に行ってきました。

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画像はクリックすると大きくなります。

MIHOミュージアムは何度か行ったことがあるのですが緑の山の中にあって
とっても建物も美しいミュージアムです。
チケットを販売しているレセプション棟から歩いてトンネルをぬけ
吊り橋を渡った先に美術館棟があります。
施設全体の設計のテーマは「桃源郷」らしくまるでこのトンネルを抜けると別世界に
行けるような気持にさせてくれるようにも思えました。

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美術館の80%以上を地中に埋設させて自然と一体化されたデザインになっています。

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エントランスホールの天井はきれいな幾何学模様のガラス屋根。
お日様が出ていたらこの幾何学模様のシルエットが床に映るのが見れたのでしょうが
あいにくこの日は曇っていて見れませんでした・・・。

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エントランスホールで外の景色を撮る親子の図・・・(笑)

いよいよ北館の展示会場へ・・・。

若冲と蕪村サブタイトルにもなっているように二人は1716年生まれの同い年。
奇しくもこの年に尾形光琳が亡くなっているというのもなんだか興味深い。
40歳頃には二人とも京都に住んでいてとってもご近所さんだったようなのですが
二人が交流していたというような資料が一切残っていないというのです。
二人の共通の友人たちは少しあったようですがなぜこの近距離で交流がなかったのか・・・
天才絵師同士ライバル意識があって交流をさけていたのでしょうかね・・・
そんな妄想もしてしまったり。
蕪村の絵は初めて観たのですがとっても漫画チックなものもあっておもしろかったです。
でも若冲の絵はとっても好きで構図や絵の迫力にはやっぱり圧倒されてしまいました。

南館の方では1F、B1Fと古代美術品がたくさん常設展示されていて
そちらの方もかなり見応えがあります。

観終わると昼の1時を過ぎていてびっくり。
おなかが減ったので美術館棟のカフェへ~
レストランやカフェの食材や調味料は農薬、化学肥料を使わず
自然の堆肥のみで材倍されたものを使用されているそうです。

有機野菜の冷製スープのパスタと若冲のメイン作品の「象と鯨図屏風」を
モチーフにした象と鯨のデザートをいただきました~
とてもおいしかったです。

めっちゃかわいい~

この日は朝から一日雨模様な天気予報だったので
こりゃ~晴れ男の息子も今日ばかりは力を発揮できないかと
あきらめていたのですがなんと現地に着くと雨は止み
食事をする頃にはなんとお日様まで照ってきて~
この象と鯨のデザートも明るくきれいに撮れました~

カフェの天井の幾何学模様のガラスの向こうには青空も見えて~~.゚+.(´∀`*).+゚
あっ晴れ!晴れ男~ヾ(≧∇≦)〃

ミュージアムショップではお気に入りのポストカードや
またまたクリアファイルなんかと一緒に一冊の本を買ってしまいました。

「ミロク、甦る。―織物となった古代オリエントの〈魂〉」
2012年12月に完成した綴織、法隆寺金堂の壁画にある半跏思惟像をモチーフにした
「蓮華弥勒像」(製織/川島織物)の初公開を記念して刊行された図録で
ミロク信仰のいろんなことも書かれていてとっても興味深かったので
思わず手にしてしまいました。

蓮弁は駐車場にたくさんの蓮鉢が置かれていたところで散っていたものをいただいてきました。

若冲と蕪村を堪能した後はMIHOミュージアムから少し車を走らせて
信楽駅近くの「滋賀県陶芸の森」へ
そこでも巨匠の作品を堪能~
そのお話はまた次回に・・・。