MITRAのココロ

奈良の一番桜 ~その1

この週末いろんなところに出かけて記事にしたいことがたくさんありました~~

まずは土曜日・・・

奈良の竜田川までお彼岸のお墓参りに行ってきました。
といってもお彼岸過ぎちゃってるんですけどね・・・(笑)
実は21日に妹と母親と我が家で一緒に行く予定を立てていたのです。
しかし覚えていらっしゃるでしょうか~?
あの日全国的にものすごい春の嵐?で黄砂まで舞っているような状態。
あまりにも天候が悪かったため
足の悪い母親を連れて行くのを断念したのです・・・。
ご先祖様には申し訳なかったのですが
ゆっくりよい天候の日に参ろうと土曜日に変更~

この寒さで桜の花もまだ3分咲き~4分咲き・・・・
小高い山の上の墓地の桜も少し咲きかけていましたが
お花見とまではいかないようです。

ファイル 46-1.jpg

墓地から少し車で行くと法隆寺があります。
このお墓参りに便乗していつも春と秋のお彼岸には
奈良の有名どころの神社仏閣?(笑)へお参りに行くのですよ。
しかしこの日はお墓参りの予定を変えたばっかりに
車を運転してくれる主人がいなくて車での移動が難しく・・・
本当は法隆寺近くの法輪寺に行くつもりをしていたところ
足の悪い母親を連れているとどうしても時間がかかり
法輪寺にはちょっといけないかな~ということに・・・

いっそのこと奈良駅まで電車でいって一番桜で有名な
氷室神社の枝垂れ桜をお花見して帰ろうか~ということになりました。

そして奈良駅に到着!せんとくんにも出迎えられ・・・(笑)

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もうこ時点で4時を回っており・・・(A;´・ω・)フキフキ
少しの距離で申し訳なかったのですがタクシーで
氷室神社までいっていただけるいように頼んだところ
「氷室神社いっぱいの人やよ~~」とタクシーの運転手さん。
「氷室神社の枝垂れ桜もきれいけど鉄道公園の枝垂れ桜もきれいよ~」
と教えてくれました。

で、鉄道公園とは何処~?

「氷室神社と距離は変わらんとこぐらいにあって
氷室神社の桜よりもっと濃いピンクの枝垂れ桜で
むちゃくちゃきれいねんよ。さっきも通ってきたよ~」と・・・

じゃ~そっちに一度行ってみようか~とタクシーの運転手さんに
お任せで鉄道公園とやらに・・・・

着いてビックリ~~~なんときれいなんでしょ~~~

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そして誰もいない(笑)
貸切状態です!!
おうちに帰ってからここの公園のことを調べてみると
正式名称「大佛鐵道記念公園」というところらしく
「大仏鉄道」とは現在のJR関西本線の前身である関西鉄道株式会社が
名古屋方面から 大阪への進展を目指して延長を急ぎ
「加茂駅」から現在の「奈良駅」の北約1kmの地点に 取り敢えず仮設的に作った
「大仏駅」との間を結ぶ、距離約8kmの路線の通称なのだそうです。
その大仏駅跡の南端にあたる(通称)三角公園を
「大佛鐵道記念公園」とネーミングされてこんな歴史があったのだと
いうことを広めていく活動をされているようです。
大仏鉄道研究会公式HPより・・・

なのでよく見ると公園の中央付近に機関車の車輪のモニュメントも置かれています。
それにしても見事な枝垂れ桜です。
この桜のためだけの公園スペースに思うほどです。

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あ~~もうかなり陽が落ちてきているのと少し薄雲のせいで
桜の鮮やかさが半減されていてとっても残念~~

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それでもよい場所を教えてくださいました~
写真を撮ってる間も待っててあげるよ~と親切な運転手さんでした!
その後氷室神社にも行っていただきそこでも感動~~

氷室神社の枝垂れ桜はこのあとの記事で・・・・*゜✽。+*✽

四天王寺 天王寺舞楽 ~篝の舞楽~

8/4に友人のikasちゃんとmikksちゃん、息子とで
四天王寺の天王寺舞楽~篝の舞楽~を観に行ってきました。
2年ほど前から行ってみたいと思っていたのですがなかなか実現できず
念願の篝火の中での舞楽。

みな自転車で動ける範囲の人たちばかりだったので(笑)
天王寺で待ち合わせ四天王寺さんに向かいました。
この日はよい天気だったのですがとっても蒸し暑くて
19時から始まる予定だったのですがなんだか雲行きが
あやしくなってきて・・・な~んか生温い風が・・・
と思っているうちに始まる15分ほど前からポツポツ・・・ザ~~~って感じに
なってしまってこのまま始まるのかしら・・・と
それぞれ不安になりつつ雨宿りをしながらしばらく待っていると・・・
なんと不思議と19時ちょうどくらいにピタッと雨が止んだのです!
それと同時にそのしばしの雨のおかげでいっぺんに涼しくなり
風もとても心地よい。これは浄化の雨か・・・はたまた
仏様が心地よく観れるように降らせてくれたのかも~?と思ったり・・・
雨に濡れた舞台を拭いたりされていたので少し始まるのが遅くなりましたが
いよいよ篝の舞楽の始まりです。

先ずは 振鉾(えんぶ)
悪霊邪気を鎮める舞として舞楽の冒頭には必ず最初に舞うものだそうです。
儀礼的な要素をもった作法だとか。

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篝の火入れ
古式作法によって点火されるそうです。
ワクワク感が増します・・・。

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いよいよ篝火の中での演舞です。

桃李花(とうりか)
草や木に関係のある曲を二十一曲作った中のひとつとされ
唐では桃花三月三日の曲水の宴にこの曲が奏されたといわれているそうです。

胡蝶(こちょう)
衣装を見てもわかるように子供たちが舞う蝶の舞、童舞です。
舞楽の大半は古代大陸から伝来したものだそうですが平安時代に至り
完全に日本の音楽舞踊として確立されたようです。
天王寺舞楽では伝統に従って現在も男子児童によって舞われているそうです。
蝶の羽根をつけたとってもかわいい衣装でした。

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陪臚(ばいろ)
陪臚破陣楽(ばいろはじんらく)ともいいその名称のとおり
戦に関係する舞で古くは十二名で舞ったいたこともあったそうです。
東大寺の大仏開眼法要でこの舞が奉納されたそうです。
楯と鉾を持った勇ましい舞でした。

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最後に長慶子(ちょうげいし)
平安時代中期に琵琶・箏・笛・篳篥などの名手として知られた源博雅が作曲した
慶祝の意を表した曲で舞楽会の終わりに必ず演奏される慣わしになっているとか。

四天王寺の官長さんがお話されていた中に
能の場合、同じように夜に舞う時に火入れをするのですがその火のことは
「薪」といい薪能といわれ舞楽の場合は「篝火」というのだそうです。
篝火の中での舞と雅楽の演奏はとても優雅なものでした。
雅楽の演奏はかなりの人数で演奏されていたので
とても迫力があり笙や篳篥の音はとても厳かな音色に聴こえました。

特に笙の音色を聴くと壮大なイメージが湧きます。
それぞれの雅楽器の音色に意味があるのはご存知でしょうか。

笙は鳳凰を模した形になっていて鳳笙(ほうしょう)とも呼ばれるようで
その音色は「天から差し込む光」を表しているそうです。

龍笛の音色は「空を舞い立ち昇り天地を行き来する龍の嘆き声」を
表わしているそうです。

篳篥の音色は「地上にこだまする人々の声」を表していると
古来から伝えられているようです。

それぞれの音色が重なることで壮大な宇宙観を描いているのですね~
なんてステキなんでしょ~

ファイル 22-5.jpg

この日は救世観世音菩薩さまを拝見できなかったのが心残りでした・・・。
夜ライトアップされた五重塔はとても美しかったです。

↓この日の写真をアルバムにしました。お時間ありましたらどうぞ~
http://www.mitra-cocoro.com/album/gallery.cgi?no=8

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